【ChatGPT広告】どんな質問で表示される?分析してみた | キャスク
調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | ChatGPT |
| 取得日 | 2026年7月14日(単一時点) |
| 業界 | 金融(NISA / NISA運用 / 資産運用 / 証券口座 / クレジットカード) |
| クエリ設計 | 5カテゴリ × 10インテント(おすすめ・ランキング・比較・口コミ・評判・人気のサービス・料金・費用・安い・導入方法)=計50クエリ |
| 指標 | 広告の表示有無・引用元(参照リンク)との関係 |
※50クエリのうち2件(「クレジットカードの導入方法を教えてください」、「NISAの費用を教えてください」)は 広告データが取得できませんでした。本記事ではこの2件を「広告非表示」として集計しています。
【分析1】カテゴリによって表示率が大きく異なる
カテゴリ別の広告表示率
【分析2】質問の「意図」でも表示率が変わる
インテント別の広告表示率
カテゴリ × インテントの表示マトリクス
| インテント \ カテゴリ | NISA | NISA運用 | 資産運用 | 証券口座 | クレジットカード |
|---|---|---|---|---|---|
| おすすめ | ○ | - | - | - | ○ |
| ランキング | - | ○ | ○ | - | ○ |
| 比較 | ○ | ○ | ○ | - | ○ |
| 口コミ | ○ | - | ○ | - | ○ |
| 評判 | - | ○ | - | ○ | ○ |
| 人気のサービス | ○ | ○ | ○ | - | ○ |
| 料金 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 費用 | - | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 安い | ○ | ○ | - | ○ | ○ |
| 導入方法 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
※○=広告表示あり、-=広告表示なし。
また、マトリクスを見ると、非表示(-)14件のうち最多の5件は証券口座カテゴリで、 いずれもおすすめ・ランキング・口コミ・比較・人気のサービスといった比較評価系の質問でした。 表示率の差は「インテント単独」ではなくカテゴリとインテントの組み合わせで生じていると考察されます。 各インテントの母数は5クエリと小さいため、パーセンテージの数値自体は幅を持って見る必要があります。
【分析3】広告は「引用」とは別の枠で動いている
広告主のサイトは回答の引用元に含まれていたか(広告表示36件の内訳)
このことから、ChatGPTの広告は「回答にどのサイトが引用されるか」とはほぼ独立した、別のロジックで配信される枠である可能性が考察されます。 GEO(生成エンジン最適化)の観点では、これは 「引用を獲得できていなくても広告で回答面に露出できる」一方、「引用を獲得していても広告枠は自動的には付いてこない」 ことを意味し、オーガニック(引用)と広告が検索エンジンと同様に別チャネルとして併存し始めていると見ることができそうです。
※広告が表示された36件のうち4件 (「資産運用の料金を教えてください」、「資産運用を比較してください」、「資産運用の費用を教えてください」、「クレジットカードの費用を教えてください」)は参照リンクが0件でしたが、広告は表示されていました。
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自社の商材に関する質問で、AIは何を表示していますか?
キャスクは、ChatGPTやAI Overviewが回答で引用・表示するサイトを継続的にモニタリングし、AI検索面での自社の見え方を可視化します。
デモをリクエスト →まとめ:GEOへの示唆
今回の金融50クエリ・単一時点のデータから、ChatGPT広告について次のような傾向が考察されます。
- 金融領域の質問では72%(36/50件)で広告が表示されており、ChatGPTの回答面はすでに広告メディアとして動き始めている。
- 表示率は一様ではなく、カテゴリ(クレジットカード90% ↔ 証券口座50%)と質問の意図(料金100% ↔ おすすめ40%)の組み合わせで大きく変わる。 料金・費用・導入方法などコスト・手続き系の質問は広告が出やすく、おすすめ・口コミ・評判など第三者評価を求める質問は出にくい傾向が見られた。
- 広告と回答の引用元はほぼ独立しており(広告主が引用元にも含まれたのは約22%)、 AI回答面での露出は「引用の獲得(GEO)」と「広告出稿」の2つの別チャネルとして捉える必要がありそうである。 引用を獲得しても広告面は取れず、逆に引用ゼロでも広告では露出できる。
- 広告のフォーマットや掲載のされ方は今後変わりうるため、自社関連クエリで「何が引用され、誰の広告が出ているか」を継続的にモニタリングすることが有効と考えられる。
本分析の前提と限界
本記事の数値は、以下の前提のもとで取得・集計された限定的なデータに基づく傾向の参考値であり、確定的な結論ではありません。
- 検索クエリは業界ごとの主要なキーワードとKnow/Do/Buy/Goワードの組み合わせ
- 全ての検索に対してAI検索出力は取得できているわけではない。
- 対象は金融領域の50クエリ・単一時点(2026年7月14日)の取得結果のみです。広告の表示はオークションや配信ロジックにより同一クエリでも変動しうるため、表示率や広告主の顔ぶれは再現性を保証できません。
- クエリは「カテゴリ × インテント」の機械的な組み合わせで生成した定型文であり、実際のユーザーの多様な聞き方を網羅するものではありません。
- 広告主と引用元の照合はドメイン単位であり、グループ会社の別ドメイン等は「含まれない」側に計上されます。
- 広告の配信条件(入札・ターゲティング・在庫)は公開されておらず、本記事の分析は観測できた表示結果からの推測に留まります。
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